犬は野菜が苦手?食べていい野菜は?効率よく摂取するにはサプリがおすすめ?

「犬には野菜を与えないほうがいい」 …そんな噂、耳にしたことはありませんか?
でも、ビタミンやミネラル、食物繊維が含まれていて動物のカラダに良いはずの野菜が…。与えちゃダメってどういうこと???
疑問に思った方も多いのではないでしょうか?

 

しかし、この情報は間違っています。
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正しくは、「与えても害がない野菜+消化しやすく調理した野菜なら与えたほうが良い。」

それと

「食べると害がある+食べると消化の良くない野菜は与えないほうが良い。」ということです。

人づてに聞いただけの情報だと不確かな事実も多いものです。
改めて、その真意について正しい理解を深めましょう。

どうして犬は野菜が苦手?

野菜について学ぶ熱心な犬

「犬には野菜は食べさせないほうが良い」と言うような、一方的な犬=野菜否定論が囁かれるようになったそもそもの理由は、犬のカラダが”食物繊維を消化できない”という点からきていると考えられます。

理由1. 腸が短いことで消化が不十分

腸が短く、嘆いている様子をイメージしたイラスト

犬は進化の過程で、長い間、生の肉を食べて生きてきました。犬が誕生したのはおよそ5,000万年前。祖先であるオオカミは主に鹿などの動物を食べていたと考えられています。その後、現在の犬に分類される種となったころには、山や野原で生活しながら、時には群れとなり、自分より大きい草食動物を捕食したり、小動物や昆虫なども食べていたと考えられています。こうした食文化の中で、犬の消化器官は短く、必要に応じた進化を遂げる必要がありました。

私たち人間の腸の長さは全長がおよそ7~9mあるのに対し、犬はおよそ3m。

野菜を食べてきちんと消化するためには、腸の中で長い時間をかけてゆっくり分解・吸収する必要がありますが、犬の腸は短く、野菜などの食物繊維の消化に適していません

理由2. そもそも野菜の栄養素を取り込めない

犬は進化の過程で、生きていくために必要な野菜に含まれる栄養素を、自ら食べるのではなく、他の動物を食べることで補ってきました。そのため、野菜をするために必要な消化酵素が体内でつくられないことから、野菜の消化が苦手な動物へと進化しました。

理由3. 中毒症状を引き起こす可能性がある

野菜の種類によっては、私たち人間が大丈夫であっても、犬にとっては中毒症状を引き起こす危険な野菜があります。その代表的なものでは、ニラやタマネギなどのネギ類です。

ニラやタマネギを食べるとどうなる?

ニラやタマネギに含まれる硫化アリルという成分。本来、わたしたち人間にとっては、血液をさらさらにして動脈硬化を予防してくれる優れた成分ですが、犬にとってはこれが天敵。

犬がこの成分を体内に取り込むことで、血液中のヘモグロビンを酸化させて赤血球の数を減らし、貧血や下痢、嘔吐といった症状を引き起こす可能性があります。

野菜を食べなくても良いの?

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犬が野菜が苦手ということは前記でわかりましたが、それでは「そもそも野菜は食べさせなくても良いのか?」という疑問が生まれます

この疑問に対する答えは、

何か他の代替え食品で野菜の栄養素を補えていれば食べなくても大丈夫。

というのがペット医学の最先端の考え方。

たとえば、総合栄養食のドッグフードや、野菜の栄養素を補うことができるサプリメントなど。

犬はもともと進化の過程で何でも食べていた雑食動物なので、仮に野菜をまったく食べなかったと言っても、人間のカラダほどの悪影響はありません。

ただし、野菜に含まれる栄養素が不足すると感染症やフィラリアのような病気を発症するリスクが高くなるほか、胃腸の働きが悪くなったり、脳や血管の疾患に陥るリスクも高くなることも判ってきています。

現に、犬の飼育が盛んになった近年。それに伴い、犬にも野菜の栄養素を与える文化が普及したことで、犬の平均寿命は飛躍的に伸びています

絶対与えないほうが良い野菜の部位は?

キャベツの裏側から見た芯の部分やブロッコリーの茎の部分と警告マーク

食べても良い種類の野菜を与えるときには、茎や芯に注意しましょう。

理由は消化不良の原因になることや、種類によっては中毒性のある成分を含んでいるリスクがあるためです。

また、幼犬、高齢犬の場合は種や皮もできるだけ除去して与えると、消化を助けるほか、のどに詰まらせたりする危険から回避させることにもつながります。例えば、さくらんぼやプルーンのような食べ物は最後に種がある食べ物なので、与えないほうが賢明です。

与える量にも注意が必要?

ドッグフードを貪るワンちゃんたちと疑問のクエスチョンマーク

犬に野菜を与える際、注意したいのが与える量、つまり主食とのバランスです。

肉や魚などの主食に対し、野菜を与える量は、

3(主食):1(野菜)の割合が理想。

もちろん、年齢や体重差によって適正な分量は違えど、これをベースとして念頭に考えて配分すれば、摂食過多を避けることにつながります。

「野菜が不足しがちかな?」と感じるときにはおやつタイムに野菜クッキーのような食品をあげたり、サプリで補うなど、調整できれば理想的です。

犬が食べていい野菜は?

OKという意味の丸印

 

犬は野菜が苦手」とは言っても、実は意外に、食べてOKな種類の野菜のほうが多く、食べるとダメな野菜のほうが少ないんです♪

それではまずは、食べても大丈夫な野菜から考察していきましょう。

キャベツの画像

特徴:ビタミン、酵素、食物繊維が豊富
効果:食物酵素が摂れる、便通を良くする
注意点:食べ過ぎると胃腸を刺激。利尿作用があるのでおしっこが出やすくなる。
食べ方:加熱調理によって栄養素の破壊されるので、できれば生で。細かく刻んだりミキサーで砕くなど。

 

白菜

白菜の画像

特徴:ビタミン、鉄分、マグネシウム、カリウム、カルシウムを含んでいる
効果:骨の強化、便通を良くする
注意点:食べ過ぎると利尿作用があるのでおしっこがたくさん出る。水分が多いのでお腹を下す場合も。甲状腺機能に問題のある犬は摂食過多に注意。
食べ方:加熱して火を通し柔らかくしてスープやおかずとして食べるなど。

レタスの画像

特徴:ビタミン、カリウム、カルシウム、
効果:細胞や血管の強化、整腸作用など
注意点:生食でたくさん食べるとお腹を壊しやすい。おしっこがたくさん出る。
食べ方:芯は避ける。長時間の加熱でビタミンが失われるので、定時間で加熱。細かく刻んで与える。低カロリーなのでおやつとしてもおすすめ。食物繊維を豊富に含んでいるのでうんちが固い犬におすすめ。

かぼちゃの画像

特徴:ビタミン、β-カロテン、カリウム、葉酸など。
効果:からだの酸化を防ぐ、白内障の予防、便通が良くなる、生活習慣病の予防、胃腸の機能の回復。
注意点:食べ過ぎるとカロリー過多に。犬によってはアレルギー反応を引き起こす可能性がある。
食べ方:必ず加熱する。茹でて潰して食べさせると消化が良く腹持ちも良い。

にんじんの画像

特徴:ビタミン群、β-カロテン、ミネラル、カリウム、マグネシウム、カルシウムなど。
効果:万病の予防、免疫力を上げる、貧血予防、神経機能の補修。
注意点:食べ過ぎるとカロリー過多に。犬によってはアレルギー反応を引き起こす可能性がある。
食べ方:生は消化があまり良くない。すりおろして与えると酵素を吸収しやすくできる。皮ごと食べても問題なし。ただしよく洗って食べるのがポイント。低カロリーなのでおやつとしてもおすすめ。

ブロッコリーの画像

特徴:ビタミン、β-カロテン、葉酸など。
効果:がんの予防、抗酸化作用、解毒作用。
注意点:犬によってはアレルギー反応を引き起こす可能性がある。甲状腺機能に問題のある犬は摂食過多に注意。
食べ方:生は消化があまり良くない。茹でて与えるのがおすすめ。加熱する(茹でる)場合はビタミンを破壊しないよう2分程度で終える。芯も与える場合は細かく砕く。

トマトの画像

特徴:リコピン、ビタミン、カリウムなど。
効果:がんの予防、抗酸化作用、免疫力を上げる、肝臓疾患の予防、ダイエットにおすすめ。
注意点:青いトマトは中毒があるので赤い完熟トマトがおすすめ。皮も食べられるが消化はあまり良くない。摂食過多になると嘔吐や下痢をすることがあるので注意。
食べ方:加熱調理して与える。煮込んだ料理やスープで食べさせるのがおすすめ。

じゃがいもの画像

特徴:ビタミン、鉄分、マグネシウムなど。
効果:便通をよくする、腸の働きを高める、免疫力を上げる、糖質の補給。
注意点:中毒物質を含んでいるので芽や皮は取り除く。アレルギーを示す場合には食べるのを止めさせる。食べ過ぎるとカロリー過多に。血糖値が上がりやすい。
食べ方:生食はNG。茹でたり、蒸したりしてつぶしてマッシュポテト状で与えるのがおすすめ。

さつまいもの画像

特徴:ビタミン、ミネラル、カリウム、葉酸など。
効果:便通を良くする、抗酸化作用、炭水化物の摂取に。
注意点:生食でたくさん食べるとお腹を壊しやすい。おしっこがたくさん出る。
食べ方:生はNG。蒸かしたり、茹でるのがおすすめ。

 

大根

大根の画像

特徴:ビタミン、ミネラル、カルシウムなど。
効果:解毒作用、抗菌作用、胃腸の働きを助ける、血液サラサラ効果。
注意点:消化酵素が多く水分が多いので食べ過ぎるとお腹を下す場合がある。甲状腺機能低下症を患っている犬はNG。
食べ方:生食。すりおろした大根おろしがおすすめ。葉っぱや皮を与える場合は加熱調理する。

犬が食べるとダメな野菜は?

NGの意味のバツ印

犬が食べるとダメな野菜です。ここでは代表的な種類をいくつかご紹介します。

たまねぎや長ネギの画像

理由:ネギ類に含まれる、有機チオ硫酸化合物が赤血球に影響して貧血を起こすリスクがある。
備考:加熱調理をしてもダメ。

万が一食べてしまった場合の対処法:
食べた分量次第ですが、吐かせることができれば理想的です。様子がおかしかったり心配な点が見受けられた場合にはすぐに病院で診察してもらいましょう。

 

ニラ

ニラの画像

たまねぎや長ネギと同じ、ネギ類であるため、食べると同様の症状を引き起こす危険性があります。万が一、食べさせてしまったときにはたまねぎや長ネギと同様の対処が必要です。

アボカドの画像

理由:果肉や表側の部分に含まれるペルシンという成分が人間には無害ですが、犬にとって相性が悪く毒素反応を示すため。
備考:急激に昏睡状態に陥ったというような症例はあまりない

万が一食べてしまった場合の対処法:
下痢や軟便になっていないか様子を見る。摂取直後は大丈夫でも時間の経過とともに症状が出る場合があるので獣医へ診てもらう準備を。

ほうれん草の画像

理由:結石の原因となるシュウ酸を含んでいるため。
備考:茹でることでシュウ酸が流れ出るので茹でた状態のものを少量であれば食べてもOK

食べさせてしまった場合の対処法:
過去に、尿路結石ができたことのあるワンちゃんは食後に水をたくさん飲ませるなどして症状の予防を行いましょう。

野菜を食べさせる場合の調理方法やコツは?

野菜をミキサーにかけて調理する様子

犬に野菜を食べさせる場合は、わたしたち人間と少し違った視点が必要です。

消化のしやすさに配慮

⇒細かく刻む、すりおろす、柔らかくなるまで煮込む、ミキサーにかけるなど

生食が良い野菜、加熱調理が必要な野菜のすみ分けを理解する

⇒加熱調理によるビタミン損失に配慮し短時間で茹でるのがポイント!!

栄養分の流出を防ぐ

⇒スープやシチューのような食べ方をさせる場合には栄養の溶けだしたスープまで完食させたほうが健康に良いです。

野菜ジュースは与えても大丈夫?

オレンジ色の野菜ジュース

 

わたちたち人間が飲む用に開発された市販の野菜ジュースは、犬にはあまり向きません。

というより、むしろ、犬には塩分(ナトリウム)や糖分が多すぎる製品が多いため、あまり飲ませるべきではありません

特に気をつけたいのは成分の一覧に、たまねぎやほうれん草、にんにくなどが含まれている場合で、基本的には控えたほうが良さそうです。※ほうれん草はダメではありませんが結石の可能性のあるワンちゃんには注意。

オリジナルでスムージーなどを作る場合にも、わたしたち人間と違い、犬には濃縮バランスに配慮し、水分を多くして作るなど工夫してみると良いでしょう。

野菜を効率よく摂取するにはサプリがおすすめ?

ベジタブルサポートの公式ショップキャプチャ画像

犬に効率よく野菜の栄養分を摂取させるために、犬用に開発された野菜サプリを与えるのもおすすめです。

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